クラブマイルズがはずれだったので「俺の餃子」って店がうまいらしいってネットで見たなと思いながらマンガブサール通りをふらふら歩いていると
なんかよくわからん40~50歳くらいのおっさんに話しかけられた何人なのか判然としなかったがアジア人なのは間違いない
「すいませんあなたは中国人ですか」
「違います」
違うって言ってんのにさらに話は続く
「ああそうなのですかすいません私困っていまして助けてもらえませんでしょうか」
「なに?」
「荷物をなくしてしまいまして、パスポートもクレカもない状況でしてタクシーに乗ろうにも財布もないのでお金もなくてどうしていいかわからない状態でしてお金を少しお借りできませんか」
「なるほどそうなんですか」
この話が本当だとすれば以前俺も某国で金を盗られてほぼ無一文になったことがあったので同情しないでもなかったが
初めてインドネシアに来て勝手がわからない現状で人に親切にする余裕なんてものはあるわけもなく
ましてやあんまり治安のよくないジャカルタである
これ強盗とかひったくりの可能性の方が高いでしょということで
話しかけられている間もきょろきょろ後ろを見たりと警戒していた
結局後ろに怪しい人影があるということもなかったのでこのおっさんが本当に困っているのかもしれなかったが
「あー、すみませんちょっと何言ってるかわかんないですすみませんすみません」
とか言ってその場を離脱した
同じジャカルタ市内なんだし空港とか6時間も歩けば着くでしょ甘えるなという話である
わけのわからんおっさんから離脱して餃子屋へ到着した
チャーハンと餃子を注文してお値段118000ルピア結構高かったが
量も多く味も良かった
ネットにもたまには本当のことが書かれているらしい
お腹も膨れたということでお次はマンガブサール通り沿いにあるローカルディスコへ向かった
このローカルディスコセキュリティが厳しく入口で持ち物検査及び身体検査している人が4人もいたそんなにいらんやろと思いながらもベタベタ体を触られ中に入る
入場料は40000ルピアとマイルズに比べだいぶ良心的
中は真っ暗でほとんど何も見えない
音はマイルズよりもでかい
でかすぎて耳がおかしくなりそうなレベル音で肌が常に音楽に合わせてビリビリ震えていた
中で飲み物の注文とか10回くらい飲み物の名前を叫んでようやく伝わったレベルまず中で会話なんて成立しないと思った
ビールは大ビンで53000ルピア
地元のやつっぽい奴しかいなくて20人くらいが中で飲んだりちょっと踊ったりしているような感じだったがあんまり盛り上がってはいなかった
20分くらいして音がでかすぎて耳が限界になりローカルディスコを後にした
ここもあんまり来てもいいことはなさそうだった
もう深夜だったがもうちょっと散策しようということで
「スタジアム」というディスコへ向かった
ここはネットには閉鎖されていると書かれていたのでその確認しようと持ったしだいである
深夜0時を過ぎているにも関わらず道端にたくさんの地元人が立っている
こいつら別に何かをしている風でもなくただただ立っている非常に気味が悪い
通りを歩いていくとすげえ視線を感じる
なんか見られてるんですけどと思いながら若干気を引き締めスタジアムに向う
スタジアムは薄暗い所に建っていたどっからどうみてもやってなかった
今日はここまでかということでホテルに帰って就寝した